まくまく英語ノート

「世話をする」を示す look after と take care of のニュアンスの違い

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多くの辞書では「look after = take care of」となっていますが(英英辞典の LDOCE でもそう書いていますが)、使用される場面を見ていると、両者には微妙な違いがある感じがします。 それはたぶん look と take が持つ根本的なイメージと、前置詞による結合度の違い。

  • look – 見る → 「眺めている」イメージ
  • take – 取り込む → 「触れ合っている」イメージ

look after の方は、look が入っているので、「見守る」というニュアンスがあり、take care of の方は、take が入っているので、「手で扱う」、「触れ合う」というニュアンスがある。

前置詞の位置によっても感覚的な違いが現れています。 look after [名] の方は、look と名詞の間に、前置詞 after を挟んでいることで 「間接的」 なイメージが強く、look + after でちょっと離れて見守っている感じがします。 take care of [名] の方は、take の直後に care of [名] ([名] の世話)という名詞句が来るので 「直接的」 なイメージが強い。

例えば、家族や子供、ペットの世話をする場合は、時々「触れ合い」ながら世話をする必要があるので、多くの場合 take care of を使います。

I have to take care of my family.
家族の世話をしないといけません。
  • Google の検索結果
    • “I have to take care of my family” → 1,840,000 件
    • “I have to look after my family” → 40 件

直面した問題に対処する(問題の世話をする)場合も、「手で扱って」処理する感覚から take care of を使うんだと考えれば、英和辞書の take care of の和訳として「~の処理をする、~を管理する、~を引き受ける」が載っているのも納得です。

I’ll take care of it!
私にまかせておけ!

逆に、仕事で上司が部下の面倒を見る場合などは、look after を使います。 男女の関係で take care of her のように言ってしまうと、面倒を見ているという意味よりも深い関係があるかのように思われてしまいます。

面白いのは「植物の世話をする」の表現で、これは世話の仕方によって使い分けます。 観葉植物や部屋に飾る花の「世話をする」を表現するときは、枯れないように「見守っている」というニュアンスがあるので、look after を使います。 「植物の世話をする」という場合は、ほとんどがこのケースだから look after を使えばよいと教えられることが多いです。

  • Google の検索結果
    • “look after * flower” → 3,100,000 件
    • “take care of * flower” → 879 件

でも、頻繁にその植物をいじりながら育てているというニュアンスを出したい場合は、take care of を使います。 例えば、盆栽などは頻繁に枝を切ったりして手で「触れながら」世話をする必要があるので take care of を使えば OK です。

  • Google の検索結果:
    • “take care of * bonsai tree” → 21,600 件
    • “look after * bonsai tree” → 18 件

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